定年退職からのディトレード

〜やり直しの株式投資〜

土曜日:ROEだけ見ればいいかな

5月4日のブログで、ROIC(投下資本利益率)とROE(株主資本利益率)はどう使い分ければいいのか、日経新聞の記事を紹介した。

ROICは投資指標として使うことはないので、株式投資本でもお目にかかることはないが、もうひとつよく似た指標にROA(総資産利益率)というのがある。ROAは株式投資本でも出てくる指標だが、これはどうする。

7月6日の日経新聞朝刊にわかりやすい解説が出ていた。

記事は株式面ではなく毎週月曜日だけ掲載される「大学」面だ。「就職先選び財務を見よう」というタイトルの記事だ。「ROAで安定性を評価」と副題が付いている。

記事の中で、公認会計士平林亮子氏の助言として、就活生はROAに注目すべきだと言っている。最近は海外投資家を中心にROEが注目されているが、ROAは企業のビジネスが上手くいっているかを判断できる指標だという。
ROEは利益を株主資本で割り算して求めるが、指標をよく見せるために自社株買いをする手法があるから、企業の実力を見るにはROAが適しているというわけだ。

ということは、投資家として評価される指標はROEということで一件落着かな。