定年退職からのディトレード

〜やり直しの株式投資〜

月曜日:ROICまで見てられない

毎週月曜日の日経新聞朝刊には、日経他紙からピックアップした記事が紹介されている。先週月曜日は日経ヴェリタスからのピックアップ記事「強い企業3つの尺度で測る」が紹介されていた。

伸びる力=営業利益の平均成長率、稼ぐ力=投下資本利益率、耐える力=減収への抵抗力、の3つの指標で評価してランキングすると、1位カカクコム、2位OBARAG、3位富士通ゼネラル、4位田淵電機、5位ピジョン、6位良品計画、7位オムロン、8位パイロット、9位竹内製作所、10位タクマ、といった結果だ。

「伸びる力」で営業利益を使うのは、本業での稼ぐ力を評価するためという。「稼ぐ力」の投下資本利益率(ROIC)は教科書の解説だと、投下資本利益率=税引き後営業利益/自己資本+有利子負債。事業活動に投じた投下資本でどれだけ効率的に利益を稼いだかを評価する指標だという。

株式投資の指標としてあげているテキストもあるが、株主資本利益率ROE)とは何が違うのか。分母に有利子負債を入れるかどうかの違いだが、この違いをどう理解すべきか。

 

ネットで検索しているうちに、日本経済新聞社の用語解説のなかで、ROEが株主にとっての効率性を重視しているのに対し、ROICは企業の効率性に重点を置いた指標だとあった。

じゃ、株主重視の指標をとることにしよう。世間一般の株式投資の指標といてROICまで取り上げている例はないので、気にするのはやめましょう。世間一般で重視するようになったら取り上げればいい。あれこれ気にしすぎてわけわかんない状態にならないように気をつけないと。

 

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ただ、評価が高かった企業は少し気にかけてもいいかな。いつも気安く使っているカカクコムの評価が高いのには意外感があった。そんなことも知らないのかよ。と通からは言われてしまうだろうけど。そのへんからもボクの「出直しの株式投資」は始めて行かないとね。

調べてみると来期予想のROEは50%を超えている。週足でチャートを見てみると、確かに上昇してきているが最近はボックス圏に入っているのか。ネット関連企業にはROEの高い企業が多い、ミクシィなんかもそうだ。資本に比べて稼ぎがいいということか。